【2.検査当日|50代女性PET-CT体験記】

撮影準備が重厚なPET検査

3.撮影準備

CTやMRはすぐに撮影を始めますが、PETおよびPET-CTでは先にFDGという薬剤を体内に注入して、体の隅々にまで行き渡らせます。

 

この過程でがん細胞は周囲の正常細胞よりたっぷりFDGを吸い、周囲より強い放射線を放つようになります。

 

それでいよいよ撮影OKとなるわけなので、撮影準備に時間がかかることは理解しておいてください。

 

血糖値検査

FDGの注入室に入ると、まず採血されます。

 

これはPET検査が正確に行える血糖値かどうかチェックするものです。

 

FDG注入針装着

【採血後、FDG注入針装着】

 

その後、FDG注入針を装着します。

 

この針はパイプでFDG注入装置とつながっています。

 

FDG装填

FDGが壁埋め込みのボックスに用意されています。

 

今朝計った体重に合わせてちょうどよい量が検査直前に作られ、隣の部屋からこのボックスに入れられたものです。

 

FDGケース

【壁ボックス内で鉛ケースに入ったFDG】

 

それが鉛のケース(釣りのリールのような形のもの)に入っているのが見えます。

 

中身のFDGはごく少量ですが、放射性物質なので、こんな風に厳重に防護されているのです。

 

これをFDG注入装置に装填します。

 

FDG注入装置

【FDGを注入装置に装填】

 

上の写真のベッドのわきに置かれた機械がFDG注入装置で、その手前に鉛の分厚い壁が置かれているのがわかります。

 

毎日何度もこの作業をする検査技師を被ばくから防護する壁なのです。

 

FDG注入

この状態でしばらく待つと注入が完了します。

 

注入完了までの時間は厳格に定められており、10分遅れるとFDGは作り直しになり、何万円もかかるそうです。

 

FDGは放射性物質ですが、あっという間に崩壊して放射性を失うので、遅れると放射性不足で正確な検査ができなくなるのです。

 

逆に言うとそれくらい崩壊が早いから、体内に注入しても安全なのだといえます。

 

いずれにせよ、注入完了までは時間との戦いで、検査技師さんもピリピリしています。

 

指示には速やかに従い、迅速な作業に協力してあげましょう。

 

安静

FDG注入が終わると別室に移り、安静にして全身にゆきわたらせます。

 

テレビを見ながら過ごす医療機関もあるそうですが、大阪回生病院では薄暗い半個室で横になって過ごす方式でした。

 

安静室

【安静室】

 

活動する部位にはFDGが集まってしまうので、少しでも検査誤差を減らすために、余計な頭と体の活動をシャットダウンするようにしているそうです。

 

この状態で40分過ごした後、排尿していよいよ撮影です。

 

4.撮影

ドーナツ状の撮影装置のある部屋に入り、横たわって緩やかに固定されます。

 

PET-CT撮影

【PET-CT撮影】

 

検査技師は部屋を出て、隣のモニタールームから機械を操作して撮影します。

 

受診者にとっては、MRより全然楽だと思います。

 

MRのようにマスクやヘッドホンをされず、顔は解放状態なので、きつい閉塞感がありません。

 

MRのように不気味で不規則なノイズも聞こえません。

 

妻は閉所恐怖症というほどではなくても、狭いところが怖いほうなので、心配していましたが、実際はほとんど寝ていたそうです(笑)。

 

一度、装置から離れて排尿を経て再度撮影、トータル30分ほどで撮影は完了です。

 

 

 

PET健診成績表

【PET健診成績表と画像データ入りCD】

 

結果報告は2週間ほどと聞いていましたが、10日ほどで郵送されてきて、悪性腫瘍なしとの結果でした。

 

FDGの異常な集中があったのは上歯茎だけで、歯肉炎と思われるとのことでした。

 

とりあえず安心して、まず歯医者です。

 

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