【MRI|人間ドックの主要検査項目・簡単解説】

全身の細密な断面図が撮影できる

 

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MRIとは?

磁気の力を利用して全身の断面図を撮影する検査方法です。

 

臓器や血管を非常に精密に描画でき、がんをはじめ、さまざまな病巣の早期発見に役立ちます。

 

使っているのが磁力なので、CTのような放射線被ばくがないのもメリットです。

 

脳の血管検査では中心的役割を担い、脳卒中が増加する50代以降の世代はぜひ脳MRIを受けたいものです。

 

MRI検査の流れ

検査台の上に横になると、検査技師が装置を動かし、トンネル型スキャナーの中を出入りさせられて、断面図撮影が行われます。

 

この点はCTやPETと同じで、素人にはよく似たものにみえます。

 

PETは事前にFDGというブドウ糖に似た物質を服用することが原理的に必要ですが、MRIはそういうこともなく、ただ横になっていれば検査は終わります。

 

基本的に造影剤なしで撮影できる検査なのです。

 

ただし、撮影部位や状態によっては、より正確な診断を行うために、ガドリニウム製剤という造影剤を静脈注射してから検査することもあります。

 

診断部位とわかる病気

全身の断面図を細密に撮影でき、様々な臓器のがん、腫瘍、結石などを調べられます。

 

頭部の撮影では脳梗塞の予兆などが読み取れます。

 

脳の検査においては、同じ技術を応用したMRA(後述)の方が採用されることもあります。

 

PETが苦手な肝臓、胃、前立腺、脳などの部位の検査が正確にできる点も覚えておいていただきたいです。

 

MRIのしくみ

体を構成する物質の中の水素原子が出す信号を読み取って画像化します。

 

別に他の原子でも原理的には可能なのですが、人間の体は水(H2O:水素と酸素の化合物)を大量に含むなど、全身に水素があるので、一番使いやすいのです。

 

さて体の中の水素原子はコマのように自転している(歳差運動という)います。

 

ただし、自転軸の向きや位相(回り方のタイミング)はバラバラです。

 

これに磁場をかけてやると自転軸の向きが揃います。

 

次にRFパルスという電波を照射すると位相もそろいます。

 

次にRFパルスを切ると、位相は元のバラバラな状態に戻ります。

 

この時、戻る速さはそれぞれの水素原子によって違います。

 

戻る時に水素原子は信号を出すのですが、戻る速さがバラバラなので信号にも差が出ます。

 

この差を画像化するわけです。

 

ちょっと難しい話になりましたが、出てくるのは磁気と電波だけで、放射線は関係ないことがわかります。

 

CTやX線撮影と違って、放射線被ばくがない点はMRIのメリットなのです。

 

MRIという言葉の意味

MRIはmagnetic resonance imagingの略で、日本語では「核磁気共鳴画像法」といいます。

 

ここでいう「核」は「原子核」の意味であり、人体の検査においては、上記の説明のように「水素の原子核」を指しています。

 

「原子核」という言葉が出てきましたが、原子の中心部分のことです。

 

太陽系が太陽の周りを地球などの惑星が回っているように、原子は原子核の周りを電子が回っている構造になっています。

 

しかし、「核」というと「核爆弾」とか「核兵器」をイメージして、「放射線が強そう」という思われやすい。

 

放射線と関係がない点がメリットなのに、正反対の誤解を受けやすい。

 

それで、医療現場での定着に当たっては、「MRIというネーミングで行こう」ということになったそうです。

 

MRA検査とは?

MRIと同じく、核磁気共鳴を利用して、血管を立体画像として描画する検査です。

 

magnetic resonance angiographyの略で、日本語では「磁気共鳴血管画像」。

 

脳の血管検査で主役になる検査です。

 

MRIと使う装置は同じ。

 

主に頭部の撮影に使い、血管を3Dで浮かび上がらせるのがMRAだと理解してください。

 

MRI検査費用の相場

1.5〜6万円程度です。

 

PETと違ってリーズナブルな検査メニューなので、40代以降の人間ドックではぜひ組み入れたい検査です。

 

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